展示したい場所が決まって、オーナーさんと交渉するとき、確認するところは、多く分けて、料金と展示する時期です。
今回は、展示する時期を決めるにあたって、どのように進めるかを説明いたします。
私が、決めている展示までの目安は、最低半年を基準にしています。それには、幾つか理由があります。
まず、作品の制作をしないといけないのは、当たり前として、やはり、お客さんを自ら呼びたいので、お客さんを呼ぶのにある程度の期間が必要です。
来年の計画を今年に決めておく
私のやり方は、一年の計画を前年に立てておきます。来年メインとなる展示やイベントごとを前の年に計画として立てておきます。その展示・イベントを目標に準備を進めていくという流れなります。ですので、来年には、再来年の展示・イベントの計画を立てていきます。また、いろいろ展示やイベントに出ると、どんどん依頼やお誘いが来ますので、あくまでもメインの展示・イベントを最優先して、出来る限り突発的な展示の依頼やイベントの依頼をこなしていくという流れにしています。
いろいろ展示の経験してくると、売れる場所やそうでもない場所がなんとなくわかってきます。
しかし、初めての場合それがどこなのか全く分からないと思いますし、アートでお金を稼ぐというのは、正直すぐには売れるようにはなりません。
地道な活動が実を結びます。
アートで稼ぐには、それなりに地道に認知されるようにしなければなりません。
ですので、まずは、多くのひとに見てもらうことを集中して活動するといいと思います。認知されてくればチャンスが舞い降りてきます。
その時しっかりと対応できるための準備期間だと思って、一つ一つの展示に精一杯準備して行くことをお勧めします。私も過去幾度となくチャンスを逃してきました。それは自分の準備不足だったり経験不足だったりと反省していますが、出来ることをしないでチャンスを逃してしまうのは非常にもったいないです。
大事なのは、展示をただするだけでなく、そこから出会う人やチャンスを想定して、しっかり準備して挑むことです。
もし、あまりいい展示でなかったり、オーナーさんとの仲が悪くなってしまったら、逆にその展示のおかげであなたの活動にとって大きなマイナスにもなってしまいます。
ですので、たとえ売れなくても、たとえお客さんが入らなくても、事前準備をしっかりして挑むようにしましょう。他人は、作品も見てますが、あなたの行動もみてますので、そこは気を付けていきたいですね。
しっかりやることによって、徐々に結果が出るようになります。
アートは、作品そのものだけでなく作家のライフスタイル・容姿・行動など全てが含まれてアートになりますので、そういうことを踏まえて準備していきましょう。
展示開催まであまりにも少ない依頼などきたときは、私としては、断るときがあります。(なるべく断らないですが、初めての場所などでは、断っています。)
無理して納得いかない展示するより、自信をもって展示できるように無理のない準備期間を設定しておくのをお勧めします。
また、しっかりしたギャラリーさんでは、展示まで最低半年(一年半とか普通にあります)はとっております。1っか月後2か月後に展示の依頼はまずないと思ったほうがいいと思います。そうした、無理ある依頼をするギャラリーは、私としては、お勧めできないギャラリーの可能性があるかなと思います。もちろん、オーナーの人柄にもよりますし、楽しく展示が出来、満足できれば、どこでも展示をするようにしています。そうした中でもチャンスが沢山あります。要は、自分が展示をして嫌な気持ちにならなければ、いいかなと思います。ただし、準備期間の目安は、最低半年以上取ることをお勧めします。しっかりした準備が、展示成功の第一歩につながるからです。
先ほど言ったように、作品を制作する時間もそうですが、お客さんを呼ぶには、ハガキを送ったり、値段表を作ったり、会う人に展覧会の宣伝したり、いろいろやることがいっぱいありますので、準備期間というのは非常に大事なります。
ですが、グループ展の企画などでは、そのようなお話は沢山あります。グループ展の場合は、積極的に依頼を受けて出来る範囲のことをするといいと思います。
グループ展の場合、別の作家も参加されるので、ハガキの制作や値段表の制作などは、別の方が準備することがほとんどですで、グループ展などの依頼は、積極的に参加してアーティスト同士の繋がり、ギャラリーオーナーさんとの関係を深めるチャンスになります。
まとめ
展示の準備期間は、最低でも半年位は、取っておきましょう!!
急いで満足できない展示するより、しっかりと準備して展示するほうが、絶対にいい結果がでます。
グループ展などの企画展は、準備期間が少なくても、依頼が来たら積極的に参加するといいともいます。
絵を売るのは、なかなか難しいです。沢山展示をして沢山経験すれば、大舞台に立ったとき、その経験がとても役に立ちます。
より多くの人に絵を見てもらい知ってもらうために積極的に展示をすることがいいと思います。