作品に値段をつけるというのは、非常に難しいですね。
私もいつも悩みます。私のおすすめの値段の付け方と売る方法を教えます。
私の作品は、ボールペンで絵を描いていますので、材料費はあまりかかりませんが、作家さんの悩むところは、額装ではないでしょうか？
ですので、私が原画を販売するときは、どのようなお客様が原画を購入してくれるかを想定してます。
一般的に、原画を買うということはなかなかできないものです。購入するのに、いろんな理由があったり、
金銭面での問題があったりします。

額付き？額なし？

お客様が絵を購入するのにあたって、まず地方のイベントなどでの出店では、数万円の絵はまず売れないでしょう。
ギャラリーですら地方になると、なかなか売れません。
ですので、地方のイベント・ギャラリーでは、大体1万円前後の作品を用意します。この金額が一般人がふらっと来て購入してくれる額になります。（経験上）
自分の力作を見ていただき感動してもらって、安く手が届くような作品を買っていただくように準備するといいと思います。
やすい原画は、額なしの価格で販売することをお勧めします。売れる金額の絵は、常に動くのでその都度額を用意したら、
それなりの出費になってしまいます。額なしの販売にしておけば、額の使いまわしが出来るのでその分経費が抑えられますし、
原画を購入するお客さんの中で、結構の数のお客さんが、額付きで購入依頼をするお客さんもいます。そのような場合
額の準備手数料として、その額の1.3倍の値段を請求するようにしています。もちろん購入前にお客様に手数料のことを説明し納得してから準備を始めるようにしてます。
このようにすれば、額なしの作品で値段を抑えることが出来ますし、額が欲しい人は、手数料をいただければ
自分自身も少しは戻りがあるので、お互いにとっていいと思います。

高い作品は額ありで！！

また　制作時間がかかるような力作には、額付きで販売します。作品に10万位の値を付ける物は、1万円の額も、原画の値段の10分の１になりますので、
額の値段がさほど影響されないのですが、安い1万前後だと、3千円の額でも値段的に額の金額が占めてしまうので、売れてもおいしくなくなってしまいますし、
あまり安い額を付けても、作品の見栄えが悪くなってしまうと、それだけでお客様の満足度が下がってしまうと、次に購入してもらえる率が下がってしまいます。
額は、それなりにいいものを用意して展示・提供するのをお勧めします。

値段をつけるのに、描いた作品を後から値段をつけるのは、力作だけにして、力作がいくつか用意出来たら、
まず値段を決めて、値段にあった作品を制作することをお勧めします。
一般人がふらっと来て原画を購入できる額は、残念なが今の日本の経済状況ですと1万円前後です。20代くらいのお客様は、5000円位と定めるといいと思います。
まずは、そのくらいの金額を設定して、原画を売る経験をするとモチベーションがグンとあがりますし、原画を購入してくれたお客さんは、
今後の作家活動に大きく影響してくる大切なファンになります。