初めての展覧会で、準備しておくもの

初めての展覧会は、とても緊張します!!しかし、これが活動の第一歩になります。展覧会では、展示をするあなたが主役です。訪れるお客様は、みんなあなたの作品とあなた自身に会いに来てくれます。

是非とも成功させたいですね。失敗しないように準備を万全にして挑みたいと思います。

ここでは、展覧会の計画が決定した直後から準備する物を説明していきます。

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展覧会の日程が決まったら

展覧会の日程が決まったら、まずギャラリーのオーナーさんや、その場所のオーナーさんに、どのようなお客様が来るか尋ねてみよう。ギャラリーによってお客様の傾向が違う場合があります。年齢・男性か女性どちらが多いのか・趣味の傾向などなど、作家の自由っていうオーナーさんもいるとは思いますが、逆にお客様に合った傾向の作品を求めてくるオーナーさんもいます。私としては、どのようなお客様が来るのか、どのような作品が好まれるのかアドバイスしてくれるオーナーさんだと、非常にありがたいですし、売り上げも期待できるので、必ず聞くようにしています。的確にお客様の傾向を言ってくるオーナーさんは、それだけ、お客さんのことを研究しているという証拠にもなります。

作品を制作する

作品を制作するのにあたって、私の場合、オーナーさんとのやり取りで、目標となる絵柄を決めます。そして、それがその展覧会の目玉作品になるように制作するようにしています。展覧会のテーマを決めてもいいかもしれませんね。

作品を用意する為に、おすすめの方法

初めての展覧会では、なかなか原画の販売するのは難しいですし、高い金額の作品は、現実的にすぐ売れる可能性は低いです。ですので、展覧会に用意する作品をグループに分けて用意することをお勧めします。

どのようなグループに分けるかというと、まず、目玉となる大作を数点用意します。時間や情熱をかけた力作です。値段も十分高く設定します。

次に、中堅クラスの作品を数点用意します。力作までとは言わないが、結構時間をかけたような作品を数点用意します。

最後に、お客様が買っていきそうなお手軽の作品を沢山用意します。

展示する作品のグループ分けする訳は?!

最初の大作のグループは、展覧会にきていただいたお客様に感動してもらう目的と、自身のアートの表現を思う存分アピールするための作品です。ですので、値段も高く設定しておくようにします。

中堅のグループは、大作とまでいかないけど、それなりの作品です。これは、大作ばかりだとやはり値段が張るので、ちょっと高めの設定をして用意しておきます。

最後のグループは、フラッと来たお客さんが気に入って買っていってくれそうな値段のものを用意します。

何故、そのようなことをするかというと、最後のグループだけのお手頃価格の作品だけ用意した場合、展覧会そのものがつまらない展覧会になってしまします。ですので、迫力あるインパクトのある作品も用意して感動してもらえると、お客様は、高い作品は買えないけど、安い物なら買えるっていう気持ちになってくれます。また、あわよくば、中堅グループの作品が売れれば、最高ですって感じで、ある程度安い作品を売るようにしましょう。(もちろんすべての作品には情熱を注いで妥協なく制作します。)

冷静に考えてみてください、自分がもしお客さんとしてギャラリーに行ったとき、はじめてであった作家さんの作品に5万 10万 100万って金額なかなか出せないと思います。それは、あなただけじゃなくみんなそうだと思います。

まず、安い原画を買ってもらい、ファンになっていただき、そのお客様と長い付き合いが出来るようにしていくようにしましょう。

アートを楽しむということは、気に入った作品をお金を出して買うことにあります。ですので、アート楽しんでもらうきっかけとして、安い作品を用意して、まずあなたのアート楽しんでもらうようにすることが大事になります。

私の経験上、活動はじめのころは、大体5千円~1万5千円ぐらいの絵が売れます。まずは、そのくらいの絵を沢山用意しておくことをお勧めします。

中堅グループは、3万~10万円、大作グループはあなたが満足する値段でいいと思います。

活動始めたころは、いろいろ経験して、5千円~1万5千円くらいが、今の日本経済状況として一般の方が買える妥当な値段だなと思っています。

するとよく人から、”安すぎる”なんていう人がいますが、”安すぎる”って言う人が、安いからって作品を買うかというと、買ってくれた人は今までにいません。(一人いたかも)

本気で買う人は、自分の予算と相談して、後悔しない買い物をするものです。特にアート作品は、値段が比較できないので、普通の買い物とは違います。

購入していただいたときのお客様の笑顔を見ると、作家活動しててよかったと本当に思える瞬間ですし、これからもっといい作品を描こうとモチベーションも上がります。(最高の瞬間です)

この5千円~1万5千円は、あくまでも私の経験からはじき出した値段なので、あなたが思う値段で全く構わないと思いますが、まず自分の絵を売る経験をするというのは、非常にいい経験になると思いますので、お客さんのお財布事情をよく考えて値段を付けるようにしましょう。

値段を付けるときの気を付けなければならないこと(重要)

値段を付けるとき気を付けなければならないことは、初めに高い値段設定してしまって起こるトラブルがあります。

何がトラブルの原因になるかというと、値段を安易に下げることが出来ないということです。なぜかというと、もしあなたの作品が20万円で売れたとします。

ってことは、20万円であなたの作品を買ったお客様がいるということです。20万円で絵を買う位なので、あなたの大ファンに違いありません。その人が、もしあなたの展覧会をもう一度行ったとき、20万円相当の作品が、10万円に安くなっていたら、20万円で買ったお客様は、どお思うかということです。

5千円や1万円くらいなら、多少上下があったとしても、そんなにトラブルは起きませんが、10万50万円クラスになってくると、そうは言ってられなくなります。ですので、基本アート作品は、一度値段を上げたら、下げることは、あまりしてはいけないということです。

初めから値段を高くしてしまうって、もし買い手がついてしまった場合、値段を下げることは、なかなかできないということをしっかり理解しておくことがトラブル回避の重要なポイントです。

活動して間もない場合、十分に注意して値段を付けたほうがいいと思います。

また、絵を売るということは、ずっと活動を続けるという責任が出てきます。お客様は、あんたがもっと有名にもっと素晴らしい作品を世に送り出してほしいと願っているのです。原画が売れたとき、そのお客様の想いが次回作の大きな原動力になります。

展覧会の日程から4か月前

私の場合、会期から4か月前くらいから、案内ハガキを制作します。ギャラリーによっては、案内ハガキを用意してくれるところもありますが、意外と作家が用意する場合が多いです。

案内ハガキを制作するうえでギャラリーとのやり取りがありますので、なるべく早くに用意するといいと思いますし、時間があれば、案内出来る人も沢山できるので、早めがいいです。

必ず案内ハガキを持ち歩いて、何かの用事で出会った人に、案内ハガキを渡して、宣伝することをお勧めします。

展覧会の日程から2週間前

額装されていない作品は、額装しましょう。私の場合、作品が白黒なので額は、なるべく黒に統一しています。これは、自分が気に入った額を用意するといいと思います。しかし、あまり安っぽい額は、作品の質を下げるので、ある程度の物を用意することをお勧めします。たとえ値段が安い物でも、見栄えが良ければいいので、高級感と見栄えを重視して工夫して揃えるといいと思います。

キャプションの用意

キャプションとは、タイトルと値段など載せて作品の近くに張り付けておくものです。パソコンなどで、綺麗に作ると見栄えが良くなると思います。結構制作するに面倒なので、急いで作らず余裕をもって制作しましょう。

パソコンで、タイトル、値段を付けて、プリントアウトします。厚い紙か、パネルボードに糊を付けて貼り付けます。それをカッターでサイズに切って制作します。細かいキャプションの作り方は、別の機会に説明したいと思います。

展覧会の日程から1週間

案内ハガキを郵送しましょう!!初めての場合送り先があまりないかもしれませんが、出来る限り来てもらえそうな人にハガキで送るようにしましょう。二回三回と展覧会をすると、送り先が増えていきますので、送り先の管理をしっかり出来るようにエクセルなどに情報を保存しておけるようにしておくことをお勧めします。顧客管理は非常に重要ですので、しっかり管理しておくようにしましょう。

SNSでの宣伝、フェイスブックやインスタ ツイッターなどに宣伝しましょう。

フェスブックやインスタの広告を出すのもおすすめです。5ドルくらいから広告出せて、地域、趣味 年代 など細かく分類分け出来るので、非常に便利ですし、意外と効果があります。

また、SNSの投稿は何回か分けて複数回投稿するのをお勧めします。作品の写真などを変えたり文章を変えて、何度も投稿したほうが人の目につきます。

よく、宣伝を一回しかやらない人がいますが、非常にもったいないですし、ギャラリーさんの投稿をただシェアするだけなんて論外ですので、しっかり自分の記事にして投稿するようにしましょう。また、作家であるという自覚をもって、ネガティブな投稿はやらないで、ファンが喜ぶような記事を書くようにしましょう。絶対人の悪口や世の中の不満などをSNSで投稿しないように心がけましょう。そのような投稿がきっかけで大切なファンが離れていってしまう可能性があります。

搬入日

額装された作品 キャプションの準備

他には、フック付き画鋲(画鋲が出来るギャラリー)ハサミ・引っ付き虫(練消しゴムみたいな素材で、壁にキャプションを付けるための物で、いろいろ使えて非常に便利です。)芳名帳(ギャラリーで用意してくれる時もあります)名刺

画鋲はフック付きのをお勧めします。フック付き画鋲は、結構重い物でも耐えてくれるので、作品が落ちないように安心して飾ることが出来ます。

いろんな備品は、ギャラリーが用意してくれてあると思いますが、作家によって、備品もまちまちですので、なるべく自分で用意しておくほうが、買いにわざわざ行かなければならないとか面倒にならにのでいいと思います。

展覧会当日

いつもよりいい服を来て、作家らしいオーラをだして(ここが難しい)挑むようにしましょう!!

必要であれば、お客様に出すジュースやお菓子を用意しておこう!!

では、展覧会 楽しんでいきましょう

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